2025年7月号|特集 女性アイドル1985

⑥芳本美代子「白いバスケット・シューズ」|1985年アイドルHIT SONGコレクション!

会員限定

レビュー

2025.7.8


芳本美代子
「白いバスケット・シューズ」 

1985年3月21日発売
作詞:松本隆/作曲・編曲:井上大輔

収録ベストの再生はこちら ▶

オールディーズなロッキン歌謡のなかで心も揺れるミッチョン・デビュー曲!


 “ミッチョン”の愛称で知られる芳本美代子が「白いバスケット・シューズ」でデビューしたのは、'85年の3月21日のことだった。その登場は、かなりインパクトがあったことを覚えている。八重歯からこぼれる笑顔が特徴的で、ピンクの衣装を着て歌っていた。いつも元気いっぱいというのが、ミッチョンの印象だ。

 山口県宇部市の出身で、幼い頃から石野真子のような歌手に憧れていたという。すでに小学校の頃から、ちびっこものまね歌合戦に出場し、東京で開かれた全国大会にも参加している。これをきっかけに、音楽学院に通うようになったというから、やはり歌が上手かったのだろう。

 中学3年の時に地元のコンテストに応募、テレビ放送を見ていたテイチク・レコードにスカウトされる。音楽プロダクションと契約し上京するなど、アイドルへの道を突き進んでいった。

 デビュー時は、同じ芸能事務所の先輩である石川秀美の妹分という位置づけだった。'85年はおニャン子クラブがデビューするなど、アイドルにとって波乱に満ちた年になったのだが、その中でも芳本美代子は大健闘。その後も「青い靴」や「Auroraの少女」などをヒットさせていった。

文/小川真一