2025年7月号|特集 女性アイドル1985
③菊池桃子「卒業-GRADUATION-」|1985年アイドルHIT SONGコレクション!
レビュー
2025.7.3

菊池桃子
「卒業-GRADUATION-」
1985年2月27日発売
作詞:秋元康/作曲・編曲:林哲司
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1985春、卒業シーズンにページをめくるサン=テグジュペリ
菊池桃子の魅力は、他のアイドルとはまったく別物だった。性格の良さがそのまま全面に出ているというか、誰もがかまわずにはいられなくなるような、独特のオーラを持っていた。そして、そのオーラがピンク色に輝いていたのだ。
“ふつうの女の子”というのが、彼女のキャッチ・コピーではあったのだが、普通すぎたら目立たない。光り輝くような普通さというアンビヴァレントな魅力が、菊池桃子の持ち味になっていたのだ。
’85年は“卒業ラッシュ”の年であった。なにしろ「卒業」というタイトルの曲が同時期に4曲も発売された。菊池桃子、尾崎豊、斉藤由貴、倉沢淳美、どの曲も卒業式を前にした同年の冬にリリースされた。どの曲が一番ヒットするのか、まさしくこれは“卒業レース”となった。
レースを制したのは菊池桃子だった。他を引き離し、シングル・チャートの1位を獲得。菊池桃子の4枚目のシングルとなった「卒業-GRADUATION-」は、初めてのナンバー1ソングとなったのだ。
文/小川真一


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