2025年7月号|特集 女性アイドル1985

②斉藤由貴「卒業」|1985年アイドルHIT SONGコレクション!

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レビュー

2025.7.2


斉藤由貴
「卒業」

1985年2月21日発売
作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:武部聡志

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1985春、卒業という名の斉藤由貴のデビュー・シングル


 ブルース歌手のアルバータ・ハンターは“人生を三度生きた女”と呼ばれたが、斉藤由貴も相当の数を生きている。アイドルとして、俳優として、そして女性として、人並み以上の人生を送っていると思う。

 斉藤由貴がアイドル歌手として生きていた時代の代表作が、'85年に発売された「卒業」だ。ジャケットの清楚さ、声の美しさ、曲の良さ、どれも飛び抜けている。これだけの要素が揃ったデビュー・シングルも珍しいと思う。当時の彼女のキャッチフレーズは“時代だって、由貴に染まる。”。確かに色々なものが斉藤由貴色に染まっていった。

 この曲は卒業ソングの定番というイメージが強いかと思うが、最初は明星食品<青春という名のラーメン>のCMソングとしてお茶の間に流れた。斉藤由貴が制服にカーディガン姿で、切なそう顔をして「胸さわぎください」と語りかけるシーンが評判となった。芸能界入のきっかけがミスマガジンのグランプリに入賞したこともあり、“日本で一番セーラー服の似合う少女”という呼び方もされた。

文/小川真一