2025年6月号|特集 ジャパニーズ・フュージョン
②大村憲司『KENJI SHOCK』|名盤21 from『CROSSOVER CITY』
レビュー
2025.6.3

大村憲司
『KENJI SHOCK』
1978年発売
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1. LEFT-HANDED WOMAN
2. BETTER MAKE IT THROUGH TODAY
3. YUMEDONO
4. SHOCK
5. RHYTHM ROAD
6. BOSTON FLIGHT
7. BAMBOO BONG
8. THE MASE
念願叶ってアルバムを制作できるという喜びや充実感など、ポジティヴなケンジの心が詰まった作品
’77年のアルバム『ギター・ワークショップ』に渡辺香津美、森園勝敏、山岸潤史と共に参加し、一躍ギター・ファンの注目を集めた大村憲司がファースト・ソロ・アルバムを発表したのは’78年のこと。まず東芝EMIから『ファースト・ステップ』が、続いてアルファレコードから『KENJI SHOCK』が発売された。前者はオーディオ・ファン向けのプロ・ユース・シリーズという企画アルバムとして制作され、4リズムのバンドによるシンプルなアレンジ。一方、後者はケンジと正式に契約したアルファレコードが肝煎りで制作。ハーヴィー・メイソンのプロデュースによりTOTO系のスタジオ・ミュージシャンを使ったLA録音である。『ファースト・ステップ』と4曲重複しているが、アレンジや演奏のタッチは違う。ホーンも使ったデラックスなサウンド・プロダクションゆえに、こちらをデビュー・アルバムと記す場合もある。
文/近藤正義

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