2025年5月号|特集 角松敏生

⑲Jeff Lorber『Private Session』(1986)|角松敏生に影響を与えた(かもしれない)洋邦名盤

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レビュー

2025.5.29


Jeff Lorber『Private Session』
『Private Session』

1986年発表

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1. Facts Of Love
2. True Confessions
3. Jamaica
4. Back In Love
5. Kristen
6. Private Passion
7. Sand Castles
8. Keep On Lovin’ Her
9. Midnight Snack



AOR/ブラコン色を前面に押し出したフュージョンの枠を超えた1枚



 フュージョン界の鍵盤奏者が80年代のポップ・センスと洗練されたプロダクションを融合させた傑作。’77年から’81年にかけて、ザ・ジェフ・ローバー・フュージョンを率いてケニー・G(当時は本名のケニー・ゴアリック名義だった)らと共に活動した後のソロ第4作となる本作は、彼の音楽的成熟を示している。

文/油納将志