2025年5月号|特集 角松敏生

M7「TSUYUAKE」|ニューアルバム『Forgotten Shores』全曲解説

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解説

2025.5.27

文/小川真一


M7「TSUYUAKE」


少数精鋭で分厚い音を出す角松敏生の本気度が全開になった曲


 いきなり角松敏生と女性ヴォーカリストによるコーラスで始まる。その透明感に満ち溢れたハーモニーがなんとも清々しい。タイトルの「TSUYUAKE」は“梅雨明け”を意味すると思うのだが、まさに雨のあがった瞬間の爽快感を曲全体で表現しているように聞こえる。