2025年4月号|特集 シュガー・ベイブ
⑫夏の終りに(Demo)|『SONGS 50th Anniversary Edition』全曲解説
解説
2025.4.16
文/油納将志

「夏の終わりに(Demo)」
words & music by 山下達郎
葛藤と挑戦が色濃く反映された山下達郎の音楽的旅路の出発点
「夏の終りに(Demo)」は、山下達郎がシュガー・ベイブ結成初期に制作した楽曲であり、そのキャリアの原点とも言える作品だ。1974年頃に録音されたこのデモは、公式アルバム『SONGS』には未収録であったが、後にボーナス・トラックとして日の目を見ることとなった。この曲には、山下がまだ若き日々に抱いた感性が鮮明に刻まれており、彼の音楽的な未来を予見させる要素が随所に見られる。「つるべ落とし」や「めくるめく」といった古風な表現は山下独自の詩的感覚を感じさせ、大滝詠一からも高く評価されたというエピソードが残っている。


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