2024年12月号|特集 TM NETWORK|The Force

⑧TM NETWORK TOUR 2022 “FANKS intelligence Days” at PIA ARENA MM|ミト(クラムボン)が選ぶTM NETWORK ビジュアル名作<10撰>

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レビュー

2024.12.25

映像作品選盤・文/ミト(クラムボン)


TM NETWORK
『TM NETWORK TOUR 2022 “FANKS intelligence Days” at PIA ARENA MM』

2022年12月28日発売
©M-TRES Inc.

01. Overture
02. Please Heal The World
03. あの夏を忘れない
04. BE TOGETHER
05. inter
06. 8月の長い夜
07. We are starting over
08. KINE Solo(featuring Love Train)
09. Beyond The Time
10. KISS YOU
11. How Crash?
12. TK Solo(End Theme of How do you crash it?)
13. Get Wild
14. We Love The Earth
15. inter
16. Self Control
17. Dystopia
18. Time To Count Down
19. I am
20. Fool On The Planet
21. intelligence Days
上記はライヴBD盤収録内容

もはや日本のステージでは収まらない……


 「え? TMってこんなに爆音で硬質なライヴ今までしましたっけ??」、このライヴを見終わった時に知り合いと話した第一声がそれだった。会場であるぴあアリーナは、TM以外でも何度か観に行ったことはあった。会場が競技場トラックを半分にした形だったり、競り上がりに極端なカーブが無かったりであまりあちこちに反射が散らばらず、チューニングがしっかりしていればすごくいいバランスで音が鳴る会場だなと思ってはいた。が、その時のTMのライヴでは明らかにその印象を更に塗り替えていて、余りの爆音と音のパワーに何度となく声が出るほどの衝撃を受けた……。比較しようがないが、2013年にさいたまスーパーアリーナで見たMUSE、また海外なら2007年にロンドンで見たナイン・インチ・ネイルズの様な、それこそ世界のインダストリアル・バンドが鳴らすヘヴィなサウンドにも近い、まさに“音に殴られる”ようなサウンドだったのである。




ミト(クラムボン)|mito(clammbon)
1975年5月6日生まれ。東京都出身。クラムボンのバンドマスターとして、ベース、ギター、キーボード他を担当。デビュー以来クラムボンのほとんどの楽曲はミトによるものであり、自身のバンド以外にも、楽曲提供、演奏参加、プロデューサー、ミックスエンジニアとして、多くのアーティストをてがけるほか、アニメ、映画など幅広く楽曲制作を行っている。
http://www.clammbon.com
https://x.com/micromicrophone
https://www.instagram.com/micromicrophone/

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クラムボン
『クラムボン 添春編 {映像集} 』

2025年1月22日発売