2024年11月号|特集 吾妻光良&ザ・スウィンギン・バッパーズ
⑩Why Did You Say?|バッパーズ十八番名曲図鑑
レビュー
2024.11.15
「Why Did You Say Goodbye」ラリー・ダーネル 収録アルバム
『The Chronological Larry Darnell 1949-1951』Larry Darnell[Track17]
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元気いっぱい陽気ビートで始まるニューオーリンズR&B
ニューオーリンズのR&Bの特徴は、人懐っこいメロディー、底抜けに陽気、でもちょっぴり哀愁がある。つまりは吾妻光良とThe Swinging Boppersの音楽性と、まったくもって合致している。そのニューオーリンズのR&Bの世界で活躍したのがラリー・ダーネルで、すっとぼけた表情がなんとも愛らしい。ステージでは、細身の身体をくねらせながら歌い踊る。
元々はゴスペル歌手だったのだが、ティーンエイジャーの時に家出してダンサーをしていた時期もある。1949年にリーガル・レコードと契約し、ポール・ゲイトン楽団をバックに従えた「I'll Get Along Somehow」をリリース。この曲がヒットし、一躍人気歌手となっていく。他にも「For You My Love」「I Love My Baby」といったヒット曲があるが、1950年に最も売れたR&Bアーティストのひとりでもあった。
文/小川真一
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⑪The Sidewinder|バッパーズ十八番名曲図鑑
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⑨The Court Of Crimson King(クリムゾン・キングの宮殿)|バッパーズ十八番名曲図鑑
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