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2024年11月号｜特集　吾妻光良＆ザ・スウィンギン・バッパーズ

⑨The Court Of Crimson King（クリムゾン・キングの宮殿）｜バッパーズ十八番名曲図鑑

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レビュー

2024.11.14



「The Court Of Crimson King（クリムゾン・キングの宮殿）」キング・クリムゾン

収録アルバム
『In The Court Of The Crimson King』King Crimson［Track5］

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音楽の遊び心を満喫させてくれるバッパーズ版クリムゾン・キングの宮殿！



　怖い顔ジャケットの筆頭に挙げられるのが、このキング・クリムゾンの’69年のアルバム『クリムゾン・キングの宮殿』だ。プログレッシヴ・ロックの金字塔、これさえ持っていればロック通だと威張れた時代もあったのだ。いや、そんな事よりも、ジャイヴやジャンプ・ブルースのアルバムに混じって、なぜキング・クリムゾンがここで紹介されるのか、そのことを疑問に持っていただきたい。プログレの名盤と吾妻光良とThe Swinging Boppersの組み合わせ、これは水と油どころではない、ガソリンと火炎瓶ほどの危険な取り合わせなのだ。

文／小川真一