2024年10月号|特集 和ジャズ
㉒高柳昌行セカンド・コンセプト『クール・ジョジョ』|渡辺康蔵(ジャズメガネ)が選ぶ「和ジャズ」名盤22
レビュー
2024.10.31
文/渡辺康蔵(ジャズメガネ)
高柳昌行セカンド・コンセプト
『クール・ジョジョ』
1979年12月3〜5日録音(TBM-5018)
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1.フロッギー・デイ
2.ジーズ・シングス
3.ハイ・ベック
4.パロ・アルト
5.東32丁目317番地
6.サブコンシャス・リー
7.マイ・ニュー・フレーム
8.レニーズ・ペニーズ
端正で冷徹なまでの演奏が堪能出来る、クール派のプレイに徹した内容
ギタリストの高柳昌行ほど、真摯にジャズに取り組んだジャズメンはいなかったのではないだろうか。その熱意のあまり、ミュージシャンや音楽評論家と激論を交わし、オーバーヒートする。それゆえに近づき難い存在ではあった。
●渡辺康蔵 (わたなべ・こうぞう)
ジャズ・プロデューサー、ミュージシャン、作家。早稲田大学モダンジャズ研究会、日本コロムビアを経て、ソニーミュージックで日野皓正、ケイコ・リー等のプロデューサーとして活動。’22年よりフリーランス。山本剛トリオや山下久美子をプロデュース。また、吾妻光良&ザ・スウィンギン・バッパーズのサックスを結成当初より担当。著書にミステリー短編集『ジャズ・エチカ〜ジャズメガネの事件簿』(彩流社)がある。
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