2024年10月号|特集 和ジャズ
⑱日野元彦カルテット+1『流氷』|渡辺康蔵(ジャズメガネ)が選ぶ「和ジャズ」名盤22
レビュー
2024.10.25
文/渡辺康蔵(ジャズメガネ)
日野元彦カルテット+1
『流氷』
1977年2月7日録音(TBM-61)
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1. 流氷
2. ソウルトレイン
3. ニュー・ムーン
厳寒の根室での熱い演奏が記録されたギター・カルテット+1によるライヴ盤
1977年2月、厳寒の根室。夏の北海道東部は一度行ったことがあるが、その時の夜もストーブを入れた記憶があるくらいで、2月がどれほど寒いのか、想像もつかない。そんなある冬の日にこのライヴは実施され、録音された。外の温度とは正反対のとても熱い演奏が記録されている。
●渡辺康蔵 (わたなべ・こうぞう)
ジャズ・プロデューサー、ミュージシャン、作家。早稲田大学モダンジャズ研究会、日本コロムビアを経て、ソニーミュージックで日野皓正、ケイコ・リー等のプロデューサーとして活動。’22年よりフリーランス。山本剛トリオや山下久美子をプロデュース。また、吾妻光良&ザ・スウィンギン・バッパーズのサックスを結成当初より担当。著書にミステリー短編集『ジャズ・エチカ〜ジャズメガネの事件簿』(彩流社)がある。
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