2024年10月号|特集 和ジャズ

⑥ゲイリー・ピーコック・トリオ『イーストワード』|渡辺康蔵(ジャズメガネ)が選ぶ「和ジャズ」名盤22

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レビュー

2024.10.8

文/渡辺康蔵(ジャズメガネ)


ゲイリー・ピーコック・トリオ
『イーストワード』

1970年2月録音(CBS/Sony)


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1. レッソニング
2. ナンシ
3. チェンジング
4. ワン・アップ
5. イーストワード
6. リトル・アビ
7. ムーア


菊地雅章のピアノが高い次元で確立されているという意味で和ジャズの最高峰の一つ

 前回に引き続き、CBS・ソニーの作品紹介となる。1969年末に私的に来日した世界的ベーシスト、ゲイリー・ピーコック。ベーシストとしてではなく、東洋哲学を学ぶための来日だったのでベースも持参していなかった。



●渡辺康蔵 (わたなべ・こうぞう)
ジャズ・プロデューサー、ミュージシャン、作家。早稲田大学モダンジャズ研究会、日本コロムビアを経て、ソニーミュージックで日野皓正、ケイコ・リー等のプロデューサーとして活動。’22年よりフリーランス。山本剛トリオや山下久美子をプロデュース。また、吾妻光良&ザ・スウィンギン・バッパーズのサックスを結成当初より担当。著書にミステリー短編集『ジャズ・エチカ〜ジャズメガネの事件簿』(彩流社)がある。

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