2024年10月号|特集 和ジャズ

⑤渡辺貞夫『パストラル』|渡辺康蔵(ジャズメガネ)が選ぶ「和ジャズ」名盤22

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レビュー

2024.10.7

文/渡辺康蔵(ジャズメガネ)


渡辺貞夫
『パストラル』

1969年6月24日、7月8日録音(CBS/Sony)


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1. パストラル
2. ブリッジ
3. 東京組曲:サンライズ/サンセット
4. ゲイリー・オトロ・サンバ
5. ある日郊外で
6. ファンダンゴ
7. きんきらきんのクロージング・テーマ
8. リトモ・サボローソ


渡米して音楽の幅が広がったことで、全編オリジナルで作ったメロディアスな傑作

 第4回までTBMの作品を取り上げてきたが、ここで時を少しさかのぼって、CBS・ソニーというメジャー・レーベルからの名盤を2回続けて紹介したい。



●渡辺康蔵 (わたなべ・こうぞう)
ジャズ・プロデューサー、ミュージシャン、作家。早稲田大学モダンジャズ研究会、日本コロムビアを経て、ソニーミュージックで日野皓正、ケイコ・リー等のプロデューサーとして活動。’22年よりフリーランス。山本剛トリオや山下久美子をプロデュース。また、吾妻光良&ザ・スウィンギン・バッパーズのサックスを結成当初より担当。著書にミステリー短編集『ジャズ・エチカ〜ジャズメガネの事件簿』(彩流社)がある。

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