2024年10月号|特集 和ジャズ
②高柳昌行と新世紀音楽研究所『銀巴里セッション』|渡辺康蔵(ジャズメガネ)が選ぶ「和ジャズ」名盤22
レビュー
2024.10.2
文/渡辺康蔵(ジャズメガネ)
高柳昌行と新世紀音楽研究所
『銀巴里セッション』
1963年6月26日録音(TBM-9)
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1. グリーンスリーブス
2. ナルディス
3. イフ・アイ・ワー・ア・ベル
4. オブストラクション
日本のジャズ界をリードするジャズメンたちの黎明期の記録
タイトルにある銀巴里は銀座にあったライヴ・ハウスでシャンソンのお店だったが、金曜日の午後はジャズ・コーナーを設けていたことがある。主催は高柳昌行(g)と金井英人(b)で「新世紀音楽研究所」という団体を発足し、音楽的に野心溢れる面々が参加していた。
●渡辺康蔵 (わたなべ・こうぞう)
ジャズ・プロデューサー、ミュージシャン、作家。早稲田大学モダンジャズ研究会、日本コロムビアを経て、ソニーミュージックで日野皓正、ケイコ・リー等のプロデューサーとして活動。’22年よりフリーランス。山本剛トリオや山下久美子をプロデュース。また、吾妻光良&ザ・スウィンギン・バッパーズのサックスを結成当初より担当。著書にミステリー短編集『ジャズ・エチカ〜ジャズメガネの事件簿』(彩流社)がある。
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